SRXの重いクラッチについて考察する【前編】
インターネットの皆さんこんにちは
4型SRXの大きな弱点の一つとして重たいクラッチがあります。
走っていると意外に重さは気にならないのですが、
それでもツーリングで1日中走っていたり、
渋滞の中でクラッチを多用すると手がかなり疲れてきます。
特にツーリングの帰りに渋滞に巻き込まれると最悪です。
今回はこのSRXのクラッチについて考察していこうと思います。
大きく2つの面からあると考えられます。
一つ目はクラッチホルダー、ワイヤーの問題、
もう一つはクラッチそのものの問題です。
クラッチホルダー、ワイヤー
まずはクラッチホルダー、ワイヤーの問題点です。
クラッチワイヤーの取り回しがあると考えられます。
この型ではそれまでのキックスタートのみだった仕様から
セル始動になったため、新たにセルモーターが装備されました。
ただSRXの場合セルモーターとクラッチワイヤーの接続部が干渉してしまうため、
やむなくワイヤーがぐるりとセルモーターを迂回して取り廻されています。
無理やり(?)きつい角度で曲げられていることで、抵抗があるのだと思います。
また本来ならばストレートに引っ張られていたものが曲がった方向から引かれる為、
力がかかりにくいのかもしれません。
取り廻しに無理があるのはセル付近だけではありません。
フレームに沿っている部分もフレームに対してかなりタイトに取り廻されており、
ここでも抵抗が生まれているのだと思います。
実際ネットで調べてみると、
ガイドの部品から外して、ゆとりを持った取り廻しにすると軽くなったという記事も散見されます。
また、問題があるのはワイヤーだけでなく、クラッチホルダーもあります。
本来はレバーの引く動きに対してまっすぐワイヤーが引かれるはずですが、
おそらくメーターとの干渉や、幅の狭いデザインにするうえでこのようになったのではないかと思いますが、
SRXの場合レバー、ハンドルバーに対して、ワイヤーがねじれた角度に取り付けられています。
そのため力がうまくかかりずらいのではないかと思います。
クラッチそのもの
もう一つのクラッチそのものの問題についてです。
実際にエンジンを開けたて見たことはないので、
このことについては完全な推測になってしまいますが、
少しまとめてみたいと思います。
これはSRでよく言われていることなのですが、
クラッチスプリング自体が重たいのではないかということです。(間違ってたらごめんなさい)
SRはもともとオフ車であるXT500がベースになっており、
このXT500はビッグシングルのトルクを振り回して走ることをコンセプトに作られたため、
クラッチスプリングが強いトルクで滑らぬよう硬く設計されています。
その名残でSRのクラッチは重めの傾向があるといわれています。(ただしFI化モデルチェンジの際に改善されました)
SRXの場合もこれと同じような出自のため、
同じことが言えるのではないか?ということです。(完全に推測です間違ってたらゴメンナサイ…)
また、いろいろ調べてみると、クラッチの切れそのものが悪いという話も散見されます。
クラッチの切れが悪いと握る時間も長くなるため、
疲労が蓄積しやすくなり、より重く感じるのでしょう。
かなり内容が長くなってしまったので、
次の記事で自分が行った対策についてまとめてみたいと思います。
かなり楽になったので、参考になるかなと思います。