スフィアライトのライジングαをバイク(SRX400)につけてみた‼
今回は最近発売されたスフィアライトの新商品ライジングαをSRX400 につけてみました。
ライジングαはそれまでのスフィアライトのLEDとは異なり、
ノーマルのバルブから交換するだけでLED化できるという商品になっています。
このような交換するだけでよい商品は以前から様々メーカーから出ていましたが、
基本的にはよくわからない無名のメーカーや激安品であることがほとんどでした。
スフィアライトは日本製なので、
安心できるところからこのような商品が出たというところがよいなと思います。
取り付けが簡単というのもよいポイントですが、
オフ車などの今までスペースの都合で、
本格的なしっかりしたLED化キットやHIDがつけられなかったような車種でも
取り付けできそうという点が個人的にはよいなと思います。
現在は出たばかりでH4で6000Kのモデルだけのラインナップですが、
人気次第ではいろいろ増えてくるのではないかと思います。
(個人的にはもう少し色温度を下げたモデルがあればよいなと思います。)
→追記:4500Kのモデルも出ました!ちょっと気になる!
LED化に移る前にまず大切なことを1つ、
純正のH4ハロゲンバルブが役不足なのかどうかという点について。
正直なところを言うとH4のバルブでも、光量は十分だと思います。
またH4はもともと自動車でも広く採用されている規格なくらいなため、
性能としては十分なものをもっています。
そのため、H4のバイクでヘッドライトが暗いと思う場合、
ヘッドライトのレンズやリフレクターの性能が悪い可能性もあります。
もしLED化を検討する場合、そのあたりを踏まえていただければと思います。
今回の目的としては、明るくするということよりは、
色身を変えることで雰囲気を変えてみることを狙っていこうと思います。
さて本題に入っていきますが、まず結論から。
このライジングαはノーマルのバルブからそのまま交換するだけでLED化できるとうたった商品ですが、
SRX400 にこのライジングαはそのままでは取り付けできません。
なので、加工が必要になってきます。
このことについては詳しく後述しようと思います。
2020/11/28追記・・・改良されて加工不要になりました!
ネイキッドのヘッドライトバルブ交換は比較的簡単です。
まずケース部分のねじを外します。
SRX400 の場合は写真の2か所です。
ねじが外せたら、ライトのユニットを外します。
上部が爪で引っかかっているので注意して外します。
ユニットが取れたらカプラーを外します。
(レンズはガラスなので落とさないように!)
ヘッドライトあるあるかもしれませんが、虫の繭が...
防水カバーを外しバルブを固定するリングを回して外すとバルブがフリーな状態になります。
ハロゲンバルブとライジングαの比較。
後はハロゲンバルブとライジングαを交換して逆の手順で組み立てます。
向きは正しい位置でしかはまらないのですぐわかると思います。
ここで問題発生!
通常のバルブと詰めの形状が異なるために固定用のリングと干渉し取り付けができません。
追記・・・現在は改良されて加工は必要なさそうです!
爪が飛び出ていて干渉します。
加工すればどうにかなりそうですが、
金属をカットするような工具を持っていなかったため、
ひとまずは取り付けを断念...
…数日後
そういえば屋根裏に電動ドリルがあると思い出し、
ローターやすりのビットを買ってきて、切削加工できないか挑戦開始。
始めたもののなかなかちょっとずつしか削れず、
悪戦苦闘すること3時間。
なんとか3つの爪の飛び出しを削り取ることに成功。
(afterの画像を取り忘れるという失態。)
一応無事に組み上げられました。
ただ、加工しているうえに、かなりの振動がLEDにかかっているので、
もちろん保障の対象外になるでしょう。自己責任という形になります。
こんな感じのやつで削りました。
ただ、サンダーとかのほうが早く削れるような気がします。
組付けが完了して、実際に点灯させるとこんな感じになります。
LOW
HI
青白いというか、とにかく白い。
傍目から見るととても明るく見えます。
もともとのバルブは暖色系の色味で優しいかんじだったので、
白くなることでかなり鋭いというか、カッコイイ感じになったと思います。
(これに関しても比較用の純正バルブでの点灯の写真を撮り忘れた...)
ただ、正直実際のひかり方については写真ではなかなか伝わらないだろうなとは思います。
とりあえず取り付けてすぐ夕方に走ってみた感じでは、
もともとほとんど不満がなかったとので、
すごく改善された!とか、劇的に快適になった!という感じるわけだはありません。
ただ、光量自体は確実に増えていますし、
照らされた色が白っぽくなったので、見えやすくなったような気がします。
光量については想像以上にかわったので、けっこう驚いています。
さすがに白っぽくなることで、すべてに条件において見えやすくなるというわけでもないでしょうから、
これからしばらく様子を見てみようと思います。
(追記…夜間走行をしてみましたが、思った以上に明るいです。)
光軸について気持ち上目になったような気もしますが、
大きくずれたような感じは見受けられません。
ただ、一般的にLEDは光軸が出しにくいといわれているので、
車検の前にはしっかり確認したほうが良いと思います。
(車検対応とはなっていますが、決して車検への適合が保証されているわけではないので注意)
もしくは車検時はノーマルに戻すのが無難化も。
→追記:無事そのまま車検通りました!
ただし光軸は結構調整した模様。
さて総括としては、
・リングをねじ込んでバルブの爪を抑えて固定するタイプの車種(SRX400やSR400など、設計の少し古いネイキッドなど)
には干渉するためそのままではつけられない。
ただし最近の車種では一般的なスプリングで固定するような車種であればおそらくは問題ないと思われる。
・明るさとしては想像以上に明るい。→LEDの性能としては非常に満足なレベル。
・信頼性と手軽さを併せ持っている。
今まで信頼性の高いLEDとなるとユニット付きの本格的なものになってしまったので、
そのようなキットがスペース的につけられなかった、オフ車とかでも使えそうなところは非常に高評価。
追記:ちゃんと車検通るところもGOOD
以上のことから、スフィアライトのライジングαはおすすめできる商品だと思います。
価格も5000円程度でこれだけのものが手に入るというのはとても魅力的だと思います。
今回の一番の目的である、雰囲気替えもしっかりできたので満足です。
後はもっと使い込んでみて耐久性なども見ていけたらと思います。
→追記:2年ほど使っていますが問題ないです!
2020/11/28 追記
口金形状が改良されたそうです。
追記:テールランプもLED化しました。