SRX400 のバッテリーを交換してみた
~CAUTION~
自分自身でメンテナンスや整備おこなうときは自己責任!
少しでもわからないことがあるときは必ず解決してから作業する、
もしくはプロに頼みましょう。
自分のバイクを手に入れたら、簡単な整備もやってみたくなりますよね。
バッテリー交換はSRXの整備の中でも最も簡単な部類に入るのかなと思います。
自分のSRXのバッテリーは少し弱っていたのですが、
まあまだ使えるでしょうということで納車時にはそのままにしてもらいました。
ただ、最近1週間以上乗れない期間が開くとセルの回りが重たく......
てなわけで今回はSRX400の簡単な整備としてバッテリー交換を行いました。
※ちなみにこれは3VNでの作業になります。
事前準備
作業前に確認しておきたいことになります。
大きく分けると2つになります。
- 1つ目 バッテリー交換に至った原因
バッテリー交換に至る理由としては、
主にバッテリーの劣化とバッテリー上がりの二つがあげられると思います。
今回の自分のように前者の原因であれば、交換すれば基本的には解決することが多いのかなと思います。
しかし後者の場合、根本的な原因が他にある場合もあり、
バッテリーを変えただけでは解決しない可能性があります。
こうなってしまうと、原因が多岐にわたってしまうため(ヒューズやら発電系やらレギュレーターやら)
泥沼にはまってしまいやすいです。
なので心当たりのないバッテリー上がりなどはバイク屋で見てもらうのが良いかもしれません。
- 2つ目 必要になるもの
次に作業をするうえで必要になるものの確認です。
まずバッテリー本体
SRX400の4型(3VN)に適合するバッテリーは次のものです。
GSユアサ YTX-9 BS
古河バッテリー FTX-9 BS
(だいたいこの2社が国産車では純正採用されていることが多い)
上記の2つの互換(コピー)バッテリー(だいたい〇TX-9 BSとかになってることが多い)
注意!3型までのSRXとはバッテリーの型式が異なります。
(3型まではYB5L-BとかFB5L-Bで開放型という希硫酸を入れてから使うタイプなので気を付けよう)
通販などで安く購入できる互換バッテリーでも正直言って性能面での大きな問題はないと思います。
しかし自分は可能であればユアサや古河などの大手のものが良いかと思います。
その理由は不良品率が低いからです。
そもそも電圧が出ないような不良であれば比較的すぐわかるので良いですが、
(そもそも販売時に電圧を確認すると思うのでその段階でわかる)
バッテリー単体では電圧が出るが、
車体につないで負荷がかかった時に電圧が落ちてしまう不良もあり、
こちらが結構厄介です。
先ほども書いた通り、電気系のトラブルには原因が様々あります。
そこでこのような不良バッテリーを付けてしまうと、
バッテリー替えたのに治らない→ほかに原因があるかも→ほかを調べる→もちろんバッテリーが原因なのででてこない→泥沼にはまる
ということになりかねません。
もちろん大手の商品でもこのような不良は起こりえますが、
その確率は安い互換品と比べると圧倒的に低いと思います。
次にプラスドライバー
工具はおそらくこれだけあれば作業できると思います。
サイズの合ったものを使いましょう。
ドライバーは整備だけでなく日常生活でも使う機会があると思うので、
100均とかのではなく、
安いのでいいのでホームセンターで売ってるようなしっかりとしたものを用意するのをおすすめします。
あとは電気系なので軍手をしたほうが良いかなと思います。
いざ交換
では実際に交換してみましょう。
非常に簡単です。
まずキーがオフになっていることを確認します。
(この後シートを外すのでおのずとキーをオフにして抜くことになりますが...)
シートを外します。ご存じのとおり工具いらず鍵で外れます。
もうすでにバッテリーが見えています。
ちなみにバッテリーの写真左(車体後方側)にみえるのは、スターターリレーとイグナイターです。
バッテリーを抑えているベルトを外します。
引っかかっているだけなのですぐに外れます。
次に端子を外していきます。
外す前にネジとナットがどのようについているか確認してみてください。
端子を外すときはマイナス→プラスの順に外します。(重要)
プラスドライバーで簡単に取れます。
四角いナットを落とさないように気を付けましょう。
(たいていバッテリーに新品のナットがついているので無くしても問題ないですが...)
端子が外せればあとはバッテリーをつかんでそのまま抜き取れます。
新品のバッテリーを同じ向きでいれます。
端子を付けるときは外すときと逆でプラス→マイナスの順でつけます。(重要)
初めついていた時と同じように、四角ナットとネジで端子を止めます。
あとは元通りにベルトを止めて、シートを戻せば完了です。
作業完了後はちゃんと作動するかしっかり点検しましょう。(これ重要)
- エンジンをかけずに各灯火類がしっかり作動するか、
- エンジンは問題なく始動するか、
- バッテリーはしっかり充電されるか、(充電できないとまたそのうちバッテリーが上がる)
問題がなければ無事成功です。
SRX400 のバッテリー交換は非常に簡単な作業です。
しかし電気系の作業は実は奥が深いものなので、
気を付けながら作業に挑戦してみていただければと思います。